画塾の同級生が、立派に卒業制作をつくり、就職していく。SNSのフィードに上がってくる彼らの近況をみると、忘れていた気持ちが首をもたげる。胸がきゅうっと苦しくなって、そっと画面を閉じてしまう。 「高校を卒業して、美大に行く私」になりたかった。そ…
悪くない1日の終わり。 やるべき事を差し置いて、早々とベッドに入り、ぬるい紅茶を飲みつつ、頭を使わずとも読めるロードサイド小説に目を走らせる。 読み終える頃には眠たくなって、ちょうど日付が変わりそうな時間。 この時間まで飲んでいた友人から、次…
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